長崎市議会 2008-09-08 2008-09-08 長崎市:平成20年第3回定例会(4日目) 本文
長崎市の農業の現状を見ますと、農業者のうち自給的農家を除く経営農家が1,753経営体ある中で、ハウス栽培農家が234経営体であり、ハウスの加温燃料であるA重油の年間使用量は約200万リットルとなっております。さらに原油高騰に伴う関連の農業資材、肥料、飼料なども大幅に上昇したことで、農業経営の存続が危ぶまれる状況にあり、さらなる農業従事者の減少、遊休農地の拡大などが懸念されております。
長崎市の農業の現状を見ますと、農業者のうち自給的農家を除く経営農家が1,753経営体ある中で、ハウス栽培農家が234経営体であり、ハウスの加温燃料であるA重油の年間使用量は約200万リットルとなっております。さらに原油高騰に伴う関連の農業資材、肥料、飼料なども大幅に上昇したことで、農業経営の存続が危ぶまれる状況にあり、さらなる農業従事者の減少、遊休農地の拡大などが懸念されております。
特に長崎市の特産品であるビワやミカン、イチゴ、菊等を栽培する農業者においては、単位面積当たりの収穫量を上げることや早期出荷による有利販売を行うため、ハウス栽培が中心になっておりまして、加温燃料、熱を加える燃料であるA重油の価格高騰の影響は大きく、農業経営の存続にかかわる課題となっております。
そういう中で、原油高騰に影響がある農業用ハウスの加温燃料はほとんどがA重油でございます。このA重油の全国平均価格は、本年9月時点で1リットル当たり77.2円と、平成14年の同月に比べると、ほぼ倍の値段にはね上がっております。平成17年度から価格は上昇しておりまして、平成17、18、19と3カ年で約77%の上昇でございます。今後も上昇の傾向があると思われます。
このような中、今般の原油高騰によりハウスの加温燃料でございますA重油においては、昨年10月で1リットル当たり46円であったのが、ことしの9月には65円と19円アップとなっており、その先の見通しも立っていない状況にあります。